功徳とは
功徳とは、サンスクリット語で「グナ」(guṇa)といい、善行によってもたらされる現世や来世での果報(恩恵)のことです。
また、当方では護摩祈祷によるお不動様の霊験をはじめ、諸神仏の加持力によってもたらされる不可思議な力や、仏道修行などで自分自身が積んだ精進(努力)をいいます。
特に、護摩を継続してご依頼いただくことで不動明王の霊験を感応する不思議な経験をされる方も少なくありません。
※ 感応(かんのう)とは、願い事などが神仏に通じ、届き伝わることをいいます。
仏教の教えにある「縁起」や「因縁生起」、あるいは「因果の道理」の理(ことわり)を強く感じます。
つまり、自分自身の行為や言葉、考え方などがきっかけとなって「徳」を高めたり、よい結果を導き出したりと。
「これあるときかれあり、これ生ずればかれ生ず。これなきときかれなく、これ滅すればかれ滅す」(縁起)
私たちは現世だけのいのちではありません。六道輪廻、何度も、何度も生まれ変わっています。
ひょっとしたら、来世に畜生道に生まれ変わり、想像を絶する過酷な環境に身を置くようになるのかもしれません。
また、もしかしたら生前のおこないによって餓鬼道や地獄に墜ちることも。
荒唐無稽な話だ!とおっしゃられる方もおられますが、本当にそうでしょうか。
結局のところ、誰も死後の世界のことはハッキリと分からないのではないでしょうか。
過去・現在・未来はすべてつながっているのです。
善因善果・悪因悪果・自因自果、善行は来世の果報となって、その逆も然り。
現世、この肉体がある内にしっかりとこうした法則を知り、明るい未来、来世にするためにも共に功徳を積み重ねてまいりたいですね。